ありがとうございました!
今後とも、この五月雨柾を宜しくお願いします^^

ワトソン熊さん作 『ヒューマノイド』その後のサブストーリー

※時間軸は本編終了後となっています





エリアーヌ「はぁ……」

ディロス「どうかしたのか、エリアーヌ」

エリアーヌ「別に……

     (あのカーラって女、無駄に大きかったわね)

     (でも、私だって標準サイズの筈っ!!)

ぺたぺた

エリアーヌ「……orz」

ディロス「そう言えば、今晩流れ星が降るそうだ」

エリアーヌ「へぇ」

ディロス「何か悩みがあるなら、流れ星に願い事でもしてみるといいだろう」

エリアーヌ「流れ星……ねぇ」



〜夜〜

エリアーヌ「あ、流れ星発見」

     「今よりも大きくなりますように」

     「せめて標準サイズになりますように」

     「あの女の半分程度になりますように」

     「……必死で願ったんだから、少し位叶う筈、よね」



〜翌日〜

エリアーヌ「……嘘、大きく、なってる?」

     「頬を叩いても、痛い。夢じゃない」

     「今まで私を陰で馬鹿にしていた連中を見返すチャンスね」

〜数時間後〜

オベレー「た、大変ですディロス隊長」

ディロス「どうしたオベレー」

オベレー「エリアーヌ副隊長に変装したスパイが基地に潜入しています」

ディロス「それはエリアーヌ本人ではないのか?」

オベレー「いえ、断じて違います」

ディロス「何故断言できる?」

オベレー「それは……私の口からは申し上げ難いです」

ディロス「分かった。私も行こう」

〜基地内〜

エリアーヌ「気のせいか、皆の視線が冷たいわね」

     「所謂、ひがみかしら?」

オベレー「隊長、ご覧の通りです」

ディロス「……」

エリアーヌ「え、少し待ちなさいよ。私はエリアーヌ=フォーディア本人よ」

兵士A「嘘だ!!」

兵士B「エリアーヌ副隊長はそんな豊かな胸の持ち主ではない!!」

兵士C「見ているこっちが悲しくなる胸の持ち主だ」

兵士D「特殊性癖にしか好まれない体型だ!!」

オベレー「故に、貴様は他国のスパイであるっ!!」

エリアーヌ「あんた達ねぇ」

ディロス「エリアーヌ……」

エリアーヌ「ディロスなら信じてくれるわよね」

ディロス「に変装したスパイ、覚悟は出来ているのだな」

エリアーヌ「……え?」

ディロス「声色から顔までありとあらゆる情報を入手したようだが」

    「たった一つの身体特徴の情報だけは、誤った様だな」

エリアーヌ「いや、だかれ私は――」

ディロス「問答無用、せめての情けとして私の剣にて成敗しよう」

エリアーヌ「――――っ!!」



エリアーヌ「――夢、か」

ぺたぺた

エリアーヌ「我ながら夢でよかったのかどうか、微妙ね」

     「けど、幾らなんでも失礼な話よね」



その後数日、全兵士に八つ当たりをするエリアーヌであった。



ついでに一言あればどうぞ(拍手だけでも送れます)

あと1000文字。