あいつが嫌い〜続き ****** 「侑士?」 次はうつむいて顔をあげない。 「おーい?」 気のせいか・・・震えてる? 「な・・・でなん・・・・?」 「は?」 「なんで“嫌い”なん!?」 近づいた俺の肩を握り、揺すってくる侑士に俺まで弁当箱を落下させてしまう。 「馬鹿、弁当箱落ちたじゃん」 「そんなんどうでもいい!なんでなん?なんで嫌いとか言うん?!」 揺すってたかと思うと力一杯抱きしめてくる。 幸いもうここは特別教室棟の一番誰も通らない1階だったため周りには誰もいない。 そんなこともうこの男は考えていないのだろうけど。 「嫌や・・・別れるとか嫌やからな・・・・」 普段とは違うか細い声。 「好きや・・・・俺は好きやから・・・愛してるんや・・・」 縋りつくように抱きしめてくる腕。 普段は見せない弱さ。 「落ちつけ」 「嫌やから・・・」 「馬鹿」 「馬鹿でもえぇ・・・」 「別れたくない?」 「・・・・好きなんや」 「俺もだぜ?」 「・・・へ?」 「だから俺も好きだって言ってんの」 「さっき嫌いって・・・」 「澄ました侑士は嫌い」 「・・・・・」 「でもこんな侑士は好きだ」 繋ぎとめようと必死になる侑士は愛しい。 部活で必死にボールを追う侑士は愛しい。 だから今相方として、恋人としてココにいる。 「・・・・・阿呆、心臓に悪いわ」 「はは。ビビった?」 「死ぬかと思った」 侑士は絶対なんかに必死になってる方がカッコイイんだ。 本人はアツくなるなんてダサいとか言う人種だけど。 俺はダサい侑士の方が大好き。 ****** ダサい侑士はアタシも大好きです!(笑) 1に関しましてはもう一回拍手押していただけましたら出てきますので。 ついでにメッセージも頂けましたら喜びますv テニミュ語り最高! ON LINEについて語り合える方大歓迎ですのでよろしくお願いします。 アキヲ拝 |
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