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現在のお礼文はシュナロイ前提ユフィ→ロイです。
ユフィが若干黒いのでご注意ください…m(_ _)m





























あれは、わたくしがまだ片手で年が数えられるほど小さかったの頃のこと。


わたくしは、シュナイゼルお兄様をお茶に誘おうと、クロヴィスお兄様と一緒にシュナイゼルお兄様を呼びに行った。


お兄様のお部屋の前、細やかな彫刻の施された扉をノックしようとした時、わたくしはふと、その扉が、数センチ開いているのに気付いてしまった。


(あのシュナイゼルお兄様が、鍵どころか扉も閉めずお部屋の中にいるだなんて…)


(そんなに慌てるほどのことがあったのかしら?)


(それは楽しいこと?悲しいこと?それとも、もっと何か別の…?)


とてもお行儀の悪いことだと分かっていたのに、わたくしは好奇心に勝つことができず、そっと、扉の中を覗いた。


見えたのは、銀色の髪の男の人の、お洋服を脱がせているお兄様の姿。


(これは…いったいなにかしら…?)


お兄様は、わたくしが今まで見たこともないような笑みでその方に微笑むと、その方の薄いピンク色の唇に唇を重ねた。



それは、絵本で読んだような、王子様とお姫様とが交わすキスとはあまりにも違う、もっと濃厚で、濃密な行為。



目を離せずにいると、「お行儀が悪いよ」と、わたくしが覗き見をしているのをシュナイゼルお兄様に知られないように、クロヴィスお兄様は私の耳元で小さく言って肩に触れる。
すると、一拍おいて、肩に置かれたお兄様の手が、小刻みに震えだした。


クロヴィスお兄様も、中の光景を見てしまわれたみたい。


クロヴィスお兄様は、お顔を真っ青にして、両手で口を押さえながら廊下を走り去って行ってしまわれた。





クロヴィスお兄様の様子からも、部屋の中に漂う雰囲気からも、それがとても“イケナイ”事なのだと、幼いながらにもわたくしは気付いた。
あまり戻るのが遅いと、コーネリアお姉さまやルルーシュ達が心配で来てしまうかもしれない。



(この光景、他の人に見せてはいけない。見せたくない…っ)



私はすぐテラスへ戻ったけれど、クロヴィスお兄様は結局戻ってはいらっしゃらなかった。




(お洋服を脱がせて、お兄様はどうなさるおつもりだったのかしら?…着せ替え?お人形遊び?)



紅茶にミルクが溶けていくのをじっと見ながら、わたくしはずっと、あの部屋での見た事を考えていた。



(きっとそうだわ。あの方、お人形のように綺麗な顔をしていらっしゃったもの…)



……目を閉じれば、今でもあの光景が浮かんでくる。

甘美で、とても美しい行為。
あの時わたくしは、純粋に、そう思っていた。



(綺麗な綺麗な、お兄様のお人形…)



(あんなに素敵なお人形が手に入って、お兄様は嬉しかったんだわ…)



(綺麗なお洋服を着せてあげたり、髪の毛をとかしたり……ああ、とっても素敵…)




(わたくしも、あのお人形が欲しい…っ!!)







あの時、あの扉が開いていたのは、本当に偶然だったのか、それとも故意だったのか、わたくしにはわからない。


でも、



「枢木スザクを、わたくしの騎士とします」




今でも、その願いは変わらない。




お兄様?わたくし、どうしてもお兄様の大切なお人形が欲しいんです。
たとえ、自分の騎士を、利用したとしても……。





(大丈夫、お人形遊びなら、昔から得意だったもの。きっと、お兄様よりも上手くできるわ…だから、私のものになって?綺麗なお人形さん…)







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お礼文で注意が必要ってなんだよwww
本当にすいませんバカで…orz

皇族キラーロイドさんの、結構前から考えていたユフィロイ。
もう本当にユフィファンの方にはスライディング土下座してもまだ足りない…
ごめんよユフィ、変なキャラにして。
大好きだよ!!!





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