*拍手お礼文(幸佐)*



恐る恐る、ひっそりと触れてきた
その指先は一瞬ひくりと跳ねて、
それから肌の温度を確かめるように
ゆっくり、
ゆっくりと輪郭を辿る。

なかなか思うように指が動かないのか、
いつまでもぎこちない主を見兼ねて
遠慮しなくていいですよ、と
幼子をなだめるみたいにそっと囁けば、
やけに真剣な顔つきでこちらの様子を
伺っていた主は、急に真っ赤になって
下を向いてしまった。

そして忍の頬から慌てて離した掌を
ぎゅうと膝の上で握りしめ、
弱った蚊ほどの小さな声で
はれんちである、と呟いた。


忍は困ったように眉をひそめながら
小さく笑って、引っ込んでしまった
主の掌を引き、いっきに距離を縮める。

こわばった主の掌は僅かに汗ばんでいて
いつもより少しだけ冷たかった。

ぐっと息を呑む音にまた苦笑して、
忍は熱で渇いた主の唇にそっと
己のそれを重ねた。



*happy?end*




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