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ストロングガールのお題に繋がる感じのものです。
注:配布元は違います。


11.「さぁ、仕上げと行こうか」


「アンタ、何やってるのよ?」

休み時間ごとに手洗いに来ているカガリ。
化粧直しのために毎度来るフレイとは違って何かしている訳でもないのに。
なんとまあ、鞄まで持ってきている。

しかも。
昨日まで恋人と喧嘩したとご機嫌斜めだった彼女。
そんな彼女は何故だか今はご機嫌だ。

・・・仲直りしたのかしら?

しかしその考えはすぐに消えていく。
ちょっと、彼女の恋人の様子を振り返ればいいことだった。

それはもう、
落ち込んでいる。
周りから哀愁が漂っている。

原因の知らなフレイは漠然と
ああ、またアスランがカガリにガミガミ言ったのかしら?
としか思わない。

で、彼女は何故ご機嫌なのか?

「仕返しをしてやるんだ!!」

仕返し?

「ああ!!」

凄く嬉しそうに言うカガリを見て、面白そうね。と呟いた。
「それがな。」

彼女いわくこうだ。

まず、連絡手段のの携帯を切った。
そして、いつもより朝は早く出て、アスランを置いていく。
休み時間は猛ダッシュでトイレに駆け込む。
昼休みはラクスとキラのところに行く。

あまりにも子供じみていると自分でも分かっているのだろうが、
太刀打ちできないアスランが可愛いのだと言う。

・・・相変わらず、遊ばれているのね、カレ。

キーンコーンカーンコーン・・・

帰りのHR の始まる時間が来た。
すると

「さぁ、仕上げと行こうか」

カガリは窓から鞄を投げて、足を窓枠にかける。
「じゃあ、また明日な!フレイ!!」

・・・・飛び降りた。


「・・・まったく「きゃー!!」」

フレイの呆れた言葉はカガリの悲鳴で消された。
もしやと思って窓から下を見てみると。


「なんで、おまえがここにいるんだよ!?」
「カガリ・・・」
「ぎゃあ!
 触るな!
 抱きしめるな!
 顔を近づけるんじゃない!」
「カガリ。」
「止めろ!!」
「カガリ・・・」
「いい加減におろせ〜!!」

とまあ、痴話げんか?

アスランはカガリの行動を把握して、下で待機していたようだ・・。

なんという執念。

「ご愁傷様。」

フレイは教室へとその場を去っていった。


「つきあってられるか!!」





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あかさたな…セリフお題
11番




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