拍手ありがとうございます!以下お礼小説です。
(*『白雪姫』のパロディです。
どんな話でも許せる心の広いお嬢様だけ読んで下さい。
ちなみに、ニール→白雪姫、刹那→小人のひとり、です。)
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むかしむかし、とある国に、とってもナルシストな女王(?)様がおりました。
「鏡よ、鏡よ、鏡さん。この世で最も美しい人間は誰かね?」
「それは、アレハンドロ・コーナー様です」
「おお!そうだろうとも!流石は私のエンジェル!!よくわかっているね!」
こんな遣り取りが続く日々。
そんな日々の中、腹黒エンジェル、リボンズ・アルマークは、いい加減このアレハンドロに見切りを付け始めていました。
すりすりと気持ち悪く鏡に頬ずりをしている男を冷めた目で見下したリボンズは、ある事を思いつきます。
「鏡よ、鏡よ、かがみさん。この世で最も美しい人間は誰だい?」
いつも通り、鏡に話しかけるアレハンドロは、当然いつも通り同じ答えが返ってくると信じて疑っていません。
しかし、
「それは、……ニール・ディランディです」
「な、なんだと?!!」
予想外の答えに、アレハンドロは目を引ん剥いて驚きを顕わにしました。
「私が一番美しいのではないのか?!マイエンジェル?!!」
「昨日まではそう思ってたのですが、考えが変わりました」
しれっと云い放つリボンズに、ショックの余りアレハンドロは苦しみ悶えます。
「ニール・ディランディィィィィィ!!!」
そして、ある考えに辿り着きます。
それは、ニール・ディランディをこの世から抹殺することでした。
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