「…?なぁ伊都。」
「なんですか?」
「…今日のシチュー、変な味しないか?」
「…そうですか?困ったなぁ…変なお肉だったかなぁ…。あ、残してくれて構いませんよ凛斗さん。」

凛斗さんの親友だから、こうして凛斗さんの血肉にしてあげようと思ったんだけど、どうやら凛斗さんのお口には合わなかったみたい。残念だね。

「ん…でも伊都が作ったんだろ?」
「凛斗さんがお腹壊すくらいならそんなもの捨てちゃった方がいいです。」
「腹壊すって…変な物でもあるまいに。」
「変なお肉だったら…どうします?」
「絶対食べない。けど、伊都が作ったんだろ?なら変な肉なわけない。」
「有り難う御座います。」



シチューのお味は如何?


(今度は凛斗さんの好きな鶏肉でカレーを作ろう。余った肉は犬にでもあげてしまえばいい。)





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