微々エロ?のため、苦手な方はご注意を




サドだとか鬼畜だとかいっそ外道だとか、他に表す言葉があるならこっちが聞きたいぐらいだわよ。





「声、出せよ。」



そんな耳元でエロボイスで囁かれたって、こっちゃ生死かかってんじゃないかってぐらい必死なの。

ほんとのほんとに、だから、死ぬほど恥ずかしいんだっつの。



「あっ、ちょっと!」

「塞ぐだけの手ならいらねぇだろ。」

「ぎゃーやめいっ、縛る、な・・・・っ、」

「暴れすぎ、そんなに激しいのが好きならそうしてやるから安心しろよ。」



エロボイスに加え、何つーか・・・・エロ顔?

お得意のニヤリ顔で言われても、安心なんて出来るはずないのが普通だと思う。



それでも、結局、私は毎回毎回アイツの指やら何やらと恥ずかしさのせいで生死の境を彷徨うわけで。






「もうちょっと優しくしてあげようとか思わないわけ?」

「してやってんのにちかこが暴れるからこうなるんだよ。」

「違う、逆!順序も因果関係も逆!」

「だって折角ヤってんのに反応なかったら虚しいシ。」



妙に上機嫌な顔のターレスの長い腕に絡め取られた。

畜生、今すぐこの目の前の胸板に気でも放ってやろうかしら。



「こっちは毎回毎回恥ずかしくて死にそうなんです、何とかしてください。」



大体、いつもはちょーっとつっかかっただけで『もうちょっと女らしくできねぇのかよ』とか何とか言ってくるくせに。

何でアレの時に声押さえるのがいけないのよ、かっわいらしい乙女の恥じらいじゃないのさ!



「お前・・・・アレだな、自滅するタイプだな。」

「はぁ?」

「知らねぇの?男もギャップに弱いんだぜ。」





・・・・嘘。





だってだって、そんなの知ってるわけがない。





まさか私のその行動が、更にコイツを煽ってたなんて。









微々エロにすら満たない、つたない文章ですが・・・読んで頂きありがとうございます。

そしてそして、拍手も本当にありがとうございました!!




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あと1000文字。