テーマ:抹茶(リカアリ+セリシア)
「おにいちゃん、今大丈夫ー?」
「あぁ。どうした?」
「あのねあのね、セリシアさんがお抹茶飲みましょ、って。で、おにいちゃんに点ててほしい
んだって。」
「母様が?」
「うん、だからアリス着物に着替えたの。おにいちゃん、免許持ってるんでしょ?」
「免許、というか・・・免状だな。分かった、今行こう。」
(数分後)
「結構なお手前でした。」
「恐れ入ります。」
「美味しかったー!ありがと、おにいちゃんっ。」
「どういたしまして。」
「ねーねーセリシアさん、オテマエって何?」
「お作法とか、あとはお手並みとかいう意味ね。今の『結構なお手前でした』っていうのは、
美味しかったですよ、っていうご挨拶なの。」
「ふぅん?」
「アリスちゃん、お茶はやったことないの?」
「んっと、ちょっとなら知ってるけどー・・・。」
「じゃあリカルドに教えてもらったら?幸いとお免状持ってるし。」
「んー・・・(悩むようにリカルド見やり)」
「別に構わないぞ?アリスが習いたいなら。」
「えっと・・・じゃあ、お願いしマス。」
「こちらこそ、よろしく?」
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