---復活10巻P31〜---



ツナ「なんでそこまで骸のために?君達はむくろに憑依されて利用されていたんだぞ」


千種「わかった風な口をきくな・・・・」


犬「だいたいこれくらい屁ともねーびょん。あの頃の苦しみに比べたら・・・・・」



犬と千種は【あの頃】の事を思い出すと顔が急に青ざめていった。











+--【あの頃】オランダ住宅街の公園--+



無事監獄から脱出を果たした骸・犬・千種。
三人は裏の情報を得て日本にいるボンゴレ10代目候補を確保し、マフィアの殲滅し世界大戦というなんとも子供が考えそうな夢を叶えるため日本にどうやって行くかを公園の砂場で【世界☆大戦】と書きながら考えていた。



骸「クフー・・・・・どうやって日本に行きましょうかねぇ・・・」


千種「(今の溜息?)・・・・・まだ預金は残ってますが・・・」


犬「じゃあタクシー使うびょん!!」


骸「犬馬鹿ですか?ここはオランダですよ?オランダ語はなせますか?僕は"Ik hou van jou."しか話せません。大体犬の方向音痴でオランダに来てしまったんですよ!?」


千種「因みに"Ik hou van jou."はなんですか?」


骸「【愛してる】です」


千種「そんなのタクシーの運ちゃんに言えませんね」



はぁーっと溜息つくと骸が何か良い案を思いついたのかスクっと立ち上がった。



骸「そうです!!!レンタカーを使えばいいんです!!!!」


千種「ですがオランダ語話せないならレンタカー借りられませんよ。それに免許持ってないですし・・・」


骸「クッフッフ・・・・ランチアがいるじゃないですか!!!!彼にレンタカーを盗・・・・・拝借して来てもらいましょう!!!!」


千種・犬「「(盗ませる気だっ!!!!ランチア災難だなオイ!!!!)」」


骸「カモーンランチア!!!僕のおもちゃ!!!!!!」



指パッチンするとドドドドと遥か彼方から土煙があがってきてランチアが凄い形相で走ってきて骸達の前で急停止した。



ランチア「俺はお前らのおもちゃじゃないっ!!!!!!!!」


骸「イタリアからわざわざご苦労様でしたw」


犬・千種「「(イタリアから走ってきたの!?)」」


骸「早速仕事です。僕達日本に行くため空港に行かないといけません。なので空港までの交通手段としてレンタカーが欲しいんです。オランダの交通手段はオランダ語が話せないので・・・」


ランチア「だから俺にレンタカーを盗んでこいと!?」


骸「クフンw流石僕のおもちゃ!!!!」


ランチア「ふざけるな!!!俺はそんなの引き受けん!!!!」



冗談じゃないという風にランチアは砂場から離れ、鉄棒の前に立って逆上がりをしようとしたが失敗し前回りをし始めた。どうやら逆上がりはできないようだ。
そんなランチアを見ながら骸はニヤリと不敵に笑った。



骸「いいんですかねぇ?僕はいつでもランチアをマインドコントロールして下着泥棒の常習犯にできるんですよ?」


ランチア「!!!!!!!?」


骸「覗き魔・ストーカー・痴漢・・・・・種類は様々でs・・・・・・・・ランチア「わかった!!!!お前の言うとおりにするっ!!!!」・・・・・・・・ありがとうございますwそれでは行ってらっしゃい〜」



犬と千種はランチアが骸に逆らえない理由をまた一つ知る事ができた。





→クフ★続きますよ



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