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御礼SS「アイスキャンディーほのぼの番外編」

日曜日の昼下がり。
爽一郎は久しぶりに丸1日休みがとれていた。
ケイにどこかに出かけようか、と問掛けたが、人混みが嫌いだとキッパリ断られた。
滅多にない穏やかな一日が、心までを和やかにしてくれる。
ソファに腰掛け、横を見遣るとすーすーと気持良さそうに寝息を立てるケイがいた。
先程爽一郎がかけてやった薄手のブラウンケットに口許まで潜り、小さい身体を丸めてまるで本当の猫のように寝ている。
あんまり気持良さそうに寝ているものだから、爽一郎の中で悪戯心がむくむくと頭をもたげてくる。
ブラウンケットの端からは力を無くした尻尾が垂れ下がり、耳はべたんと伏せてある。
その姿をじっと見つめ、爽一郎は艶やかな黒い猫耳に狙いを定める。
決してケイに気付かれないように、静かに片手をケイの耳へ近付ける。
長い指の先で柔らかな毛の生えた耳を根元から微かに撫でる。
するとさっきまでぴくりとも動かなかった耳が、小さな刺激にも敏感に察知しぴくん、と動いた。
しかし、当の本人は一向に気付く様子はない。
爽一郎は口許に普段は見せることのない、面白そうな、悪戯っぽい笑みを湛えた。
さて、どこまでいけばケイが眠りの世界から戻ってくるのか。
そして、寝ている間に自分で遊ばれていたと分かった時、ケイはどういう反応を示してくれるのだろうか。
そう考えるとさらに笑みが深くなる。
そんな爽一郎は十分キチクなのだった。


えー、続きます(汗)
こんな御礼SSがあるのかっていう話ですが、やっちゃいました。
もう少し待って頂けたら、続きがアップされていると思います。
こんな御礼ですみませんっ。

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