え?いや別に私は何も・・・君が本を読みながら寝ていたから、心配になって来てみただけなのだよ。ほら、風邪だってひくだろう?確かにその本がよだれでべとべとになるのが心配だった、というのもあるが・・・いや冗談だ。なんでもない。ところでその目はなんだ?私がなにか、隠しているか・・・って?そんなことはない、なにもやましいことなど、ってまさか君は―――寝てたふりを?
・・・なら隠しても無駄なのだな。いや私が悪い、私が悪いが!白状しろというのか?もうわかっているのだろう!だったら私がわざわざ言わなくても・・・は、反省している!衝動的だったんだ!!
真っ赤な顔で必死で弁明するクラピカ。こんないいシチュエーション珍しい。どーせなら、もっと遊ばせて貰おう。ね?それがクラピカが私にした、キスの対価だよ。
閉じた目の上なら憧憬のキス
(本当は唇にしてほしかった、なんてね)
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