*WEB CLAP*
Dグレ:ラビ
今日は初めてクッキーを作ってみました。別に特別な日でもないけど。
市松模様のお菓子を袋に入れてリボンをつけて。うん可愛い。
ラッピングされた袋を持って向う先は勿論大切な人の部屋。今日任務行ってないよね。
「ラービ?」
「お? どしたー?」
座って本を読んでいたらしいラビが顔を上げて振り返る。
部屋に入ると立ち上がって出迎えてくれた。
「俺に会いたくなった?」
カワイーとか何とか言って抱きついてくる。
うん、会いにきたのは合ってるけど厳密には違うんだよね。
チラと見てみると机の上には何冊もの本が開かれて並んでいた。
「読書の邪魔した?」
「んーん。全然」
そういってニッコリ笑って軽くキスをくれた。
ベタベタされるのは好きじゃないんだけど、彼相手にはどうにも寛大だ。
私はラビの腕をすり抜けてベッドに座る。ラビもちょっと寂しそうにしたけどついてきた。
「ラビ、コレさっき作ったからあげる」
横に座ったラビの膝にさっきクッキーをつめた袋をのせる。
ラビは膝の上の袋と私を交互に見た。
「マジ?」
「嘘、あげない。……とか言ったら私凄い嫌な子じゃない」
あ、ラビすごい嬉しそう。ラビの笑顔って何か好きだなぁ。
「食っていい?」
「どーぞ」
ラビは器用にリボンを外す。細かい作業とか苦手そうなのにな。
袋の中からクッキーを一つつまみ出すとニコニコしながら口にいれた。
「どう?」
ニコニコしたまま咀嚼する彼の横顔を見る。
ラビはクッキーを飲み込むといきなり抱きついてきた。
「愛してるさ」
「……味を聞いたんですけど。ちゃんと味みて食べた?」
一体何を突拍子もないことを言い出すんだろう。
ラビが私の頭を撫でる。
「食べたから言ってるんさ。それでも愛してる」
そう言って彼はおでこと耳にキスをした。
……ん? ちょっと待て。
インスパイy(ry 元ネタ何だったか忘れた。
アレンにしようかとも思ったんだけどアレンの場合味見ずにパカパカ食べそうだからヤメました。
拍手有難う御座いました!
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