《重ならない想い》


何百回、何千回囁いても僕の気持ち全ては伝えきれないよ。
言わなければ身体中から君への思いが溢れだして暴走してしまいそうなこの気持ち、少しでも言葉に出して容量を減らさないと。伝えた先からまたあふれ出るこの想い。
ねぇ、伝わってる?


きっと認めてしまえば酷く簡単。でもそれだけは決して出来ない。言葉にした時点で全てが終わる。
決して気付いてはいけない想いに蓋をするけれど、僅かな隙間から漏れてしまう。
俺の内から沸き上がる止めどない情熱を誰にも気付かれないように。
俺は、口を閉ざす。


君が微笑む顔はとても綺麗だけれど淋しげで、僕は少し悲しくなるんだ。
その憂いを拭い去ることが出来るのは僕じゃないことが凄く悔しい。
でも、きっと僕がその哀しみも全部含んだ君の笑顔を引き出してみせるから。
悲しい恋も決して無駄じゃないと教えてあげるよ。
だから、僕と新しい恋をしようよ。


あなたに見つめられると心が痛い。
どれだけ愛を囁かれても俺はそれには応えられないのだから。
どうしてただの先輩・後輩で居られなかったんだろう。友人としてなら、きっと上手くやって行けるだろうに。
あなたが求めるものは、俺が求めちゃいけないもの。
だからお願い。俺以外の人と恋をして。


君を絶対諦めない。


あなたに絶対気付かせない。


君が

あなたが

『好きだから』




ぱちぱち、ありがとうございます<(__)>



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