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あつい
(テニプリ 不二周助)


「あつい」
「連日猛暑だからね。夏とは言えちょっと厳しいかな」
「周助先輩はなんでそんなに涼し気なんですか…」
「これでも結構、暑さに参ってるんだけどね」
「普段と変わらなさすぎて全くそうは見えません」
「ふふ、体質かな。汗はあまりかかない方だから」
「羨ましいです」
「そう?」
「はい。だって、日焼け止め塗っても汗でベトベトになる時もあるし、やっぱり匂いとか、気になります」
「君はいつもいい香りがするよ?」
「…え?」
「肌も綺麗だし、いつも触れたいと思ってる」
「は、え、ちょっ…」
「一日中くっついていたいしむしろずっと離さずに側で互いに感じあえたらもっと…」
「わーわーわーストップっ!!」


パシリと彼の口を塞ぐ。顔を真っ赤にさせた彼女に不二はにこりと笑うと手を退かせ、言う。


「という訳で今度の休みは楽しみにしててね」


彼女の熱が再び上昇したのは、言うまでもない。



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