one,メルト(to譲さん)



溶けて消えてしまいたいと思ったの
安直だけどそれしか




それしか








「わたし死ぬなら海に沈めてほしいです」












「………えー。」

「水葬、って言うんですよ」

「いや知ってるけど」

「なんか人魚みたい」

「泡にはならないぞ、」







「海底で、誰にも見つけてもらえない。」







「それが、いいんですよ」







笑う。

あぁいつもの笑い方だ。

だったら大丈夫だ。






最近、豪華客船沈没の映画を久しぶりに見たから、こんなことを言うんだろうか。
しかし鳴海には真意が掴めない。






一人で、海底で?
そんなの寂しいだろ。


お前、じゃなくて、俺。が。










「残念なお話を申し上げますと」

「うん」




















「そのときは鳴海さんも一緒です」

























「それは残念だ」











ちょっとにやけそうになった鳴海だった。










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うちの鳴海さんはなんでこんなに結崎さんが好きなんだろう。(今更

(これは拍手くださった譲さんへ!
ありがとうございました!三年目頑張ります!笑)



ついでに一言あればどうぞ(拍手だけでも送れます)

あと1000文字。