これからも頑張ります！
タンクトップ（水町×瀬那）
何かにつけて服を脱ぐ癖がある。
言っておくが、露出に快感を感じる変態ではない。断じて違う。脱ぐのは上半身だけだ。
ただ単に服があると動く時に窮屈で、素肌で風や水の感触に当たると気持ちがいいからつい脱いでしまう。
服を脱ぎ捨てる度、少し前までは友達に「ＴＰＯを考えろ」と叱られたものだが、今はちょっと違う。
「水町君、タンクトップ落ちてたよ」
春から同じ大学に通うことになった瀬那が、細かく俺の抜け殻を見つけては拾ってくれる。
面倒をかけて申し訳ないな、と感じるよりも拾ってくれる気配りと手渡してくれる優しさに感じる喜びのほうが断然大きくて、どうしても脱ぎ捨てることが止められなくなってしまった。
瀬那の隣で陸が呆れた眼差しを向けているが、無視しよう。そうしよう。
はい、と簡単にタンクトップを畳んで渡してくれた瀬那の笑顔に、満面の笑みでお礼を返す。
「んはっ！ありがと瀬那！大好き！」
「え…ぇぇええ！？だ、大好っ……！？ええ！？」
「あっ！水町お前、瀬那から離れろ！」
「やっだよ～！」
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炎馬大学の1年組賑やかそう～（笑）たぶん水町と陸は天敵。